お梅哀歌
歌手:眞木柚布子
作詞:下地亞記子
作曲:西條キロク
雪が舞い散る 浜町河岸を
つらい運命が 通せんぼ
欺すつもりは なかったけれど
戀の未練が 夜叉にする
お梅 血染めの 蛇の目傘
巳之さん堪忍しておくれ-
最初から欺すつもりじゃなかったんだ***
でも大夫とは
どうしても別れられない***
ああ*** 巳之さん, お前一人を死なせやしない
大夫の襲名披露が終わったら,
きっときっと梅も後から行くから***
どうぞ許しておくれ***
罪の重さに 身を凍らせて
逃れやつれた 亂れ髮
せめてあなたの 夢晴れ舞台
一目見させて たのみます
お梅 せつない 除夜の鐘
大夫,女房と呼んで下さって***梅は幸せ者です
波に千鳥のあの艶姿, あの拍手,
ああ***これでもう思い殘すことはない***
津の國屋ア***津の國屋ア***
淚かくして 門出の切火
あなた見送る 樂屋口
妻と呼ばれた この幸せを
抱いて死ねれば それでいい
お梅 はかなく 散る命
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