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[[대본 입니다]]ROOKIES(ルーキーズ) 第02話

작성자우유식빵~*|작성시간09.01.05|조회수261 목록 댓글 0

ROOKIES(ルーキーズ) 第02話

『夢を、どこまでも信じる!』

川藤 (佐藤隆太) が二子玉川学園高校へ着任すると、
「みんなともう一度、野球がしたかった」
という 御子柴 (小出恵介) の想いを叶えるために、
野球部の監督を務めることに。

安仁屋 (市原隼人) たち、野球部の不良グループは川藤に反発するが、
「笑って高校を卒業したい」という 関川 (中尾明慶) は、
御子柴とともに部活を再開する。

そんな三人に視線を送る安仁屋。
そして、校長室の窓から野球部を見つめる村山校長 (伊武雅刀)。

野球部の部室の鍵を針金で開けようとする 湯舟 (五十嵐隼士)。
「いつまでガチャガチャやってんだよ。
 そんなもんで開く訳ねーだろ。」
「ここを、くいっとひねってだにゃー。」
他の部の生徒たちがそんな元野球部員たちの様子を笑っている。
「見せもんじゃねーぞ!!」
桧山 (川村陽介)が怒ってバケツを蹴り飛ばすと、生徒たちが逃げていく。
「な・・俺らダサくね?」と岡田 (佐藤健)。
「・・・おい、湯舟、もう行くぞ!」と若菜 (高岡蒼甫) 。
「!!開いたニャー!!」
「・・ニャーーッ!!」と三人。


「なんじゃこりゃーーーっ!!」
殺風景となった部室に驚く4人。
そこへ、関川と御子柴がやって来た。
「お前らどうやって入ったんだ?」と関川。
「どうなってんだ!何もねーぞ!」と若菜。
「部活に関係ねーもんは処分しといた。」と関川。
「ぶ、部活!?」と若菜。
「テメーマジで野球やるつもりかよ!」と桧山。
「いいだろ、別に。」微笑みあう関川と御子柴。
「関川がなぜ、爽やかに・・。」と岡田。
「お?ひがんでんのか?」関川はニッコリ。
「・・・」
「私物は、こん中だから、お前ら自分のもん持ってけよ。」と関川。
「待てお前こら!」桧山がベンチを蹴飛ばす。
「おい、どうしちゃったんだよ、関川。
 俺たちの輝く高校生活、棒に振る気?」と若菜。
「これから輝くんだっつーの!」
「・・・」唖然となる4人。

そこへ、安仁屋がやってきた。
部室を見渡した安仁屋を、不安そうに見守る6人。
だが安仁屋はなぜか怒ることなく、
「お!ソファー残ってんじゃん。ラッキー!
 誰呼ぼっかなー!」と笑顔で携帯を取り出す。
「なあ安仁屋。野球のことなんだけどさ。」
関川の言葉に、安仁屋の笑顔がすっと消える。
「そろそろ又みんなで一緒に野球やらね?」
関川を突き飛ばす安仁屋。
「何で俺が野球なんかしなきゃいけねーんだよ!!
 ぶっ殺すぞ!!」
「・・・」
「やりたきゃ勝手にやれ。」
「・・・みんなで、出来ないかな。」と御子柴。
安仁屋が御子柴を睨みつける。
「野球やって、みんなで笑って卒業とか、出来ないかな。」
「・・・」
「甘いんだよ、お前は。
 忘れたのか?
 俺たちの寒ーくて、本当に可愛そうなこの8ヶ月間の日々をよ。
 いや、俺は忘れない。」と若菜。
「若菜・・」と御子柴。
「笑う前に笑われて終わるのがオチだろ。」
「・・・」
「川藤は笑わねーよ。
 マジで見てくれるんじゃねーかな、あいつは。」と関川。
"お前ら全員、明日に連れてってやるから、俺を見ろ!"
"夢から逃げるな!"
川藤の言葉を思い出す一同。
「なあ、川藤がいりゃあ俺たち又、」と関川。
「けど・・あいつ、教え子ぶん殴ってクビになったって。」と湯舟。
その言葉に、安仁屋が、そして若菜たちが部室を出ていく。
「なあちょっと若菜!」と御子柴。
「お前ら新庄に会わねーようにしろよ。命なくなるぞ。」
若菜も出ていく。

みんなが出ていくのを見送る御子柴と関川。
「いいヤツらだよな、あいつら。」と関川。
「え?」
「だってあんな裏切りしたのによー、あれで済んじまうんだから。
 俺たちのことを、まだ仲間だと思ってくれてんだな。」
「・・・だから気づいてほしいんだよ。
 変わるなら今しかないって。
 若菜たちにも安仁屋にも・・。
 新庄にもさ。」

新庄は一人土手に座り、仲間と撮ったプリクラを握りしめ
考え込んでいた。
"そんなのたいした仲間じゃねーよ!"関川の言葉。
"何が俺たちの居場所だよ!何がパラダイスだよ!"御子柴の言葉を
思い浮かべ・・。

新庄は、自分が一番大切にしていた居場所を
関川や御子柴に否定されたことが悲しいんですね。

そんなある日、用賀第一高校から、練習試合の申し込みがあった。
辞退するしかないという 村山校長だが、
「もちろん申し出は喜んで受けます」
と川藤は大喜びで先方に返事をしてしまう。
「うちの不良どもが、真面目に野球などするわけないだろ。
 池辺君、先方に、お断りしておくように。」と校長。
「ちょっと待って下さい!
 あいつらはいっこうに更生していないかもしれません。
 ですが、確実に何かを感じてくれた生徒もいるんです!
 他のヤツラだって、素直になれないだけで、
 あと一歩踏み出せば、必ず変われるんです!
 もし野球が、あいつらが変わるきっかけになるのなら、
 応援してやってもいいじゃないですか!」と川藤。
「保証はあるのか?」と校長。
「・・・」
「あいつらが、野球をやると言う、保証だよ。
 試合の日になって、揃わなかったじゃ済まないんだよ!?
 恥をかくのは君じゃない、私なんだ!」と校長。
「責任を持って集めます。」と川藤。
「なら、出来なかった時はその責任を取って辞表でも書いてくれるのかな?」
「辞表・・」
「校長、何もそこまで、」と教頭。
「君は、そういうのが、得意だったね。」
「・・・わかりました。
 試合までに集められなければ、辞表を書きます。」
「ちょっと!」と真弓りえ(吹石一恵)。
「いいだろう。試合まであと1ヶ月だ。」と校長。
「信じてみます。あいつらを!」

2Bの教室の前
掛布光秀(天野ひろゆき)の授業が終わるのを、廊下で
カウントダウンして待つ川藤。
終業のベルと同時に教室に入っていく。
「やー、みんなお疲れー!」
「何だよ君。まだ授業中だよ。」
「いやー、すみません。生徒にちょっと話したいことがあて。」
「だからと言ってね、君に僕の授業を、」
「お疲れ様でしたー!」
川藤は掛布を廊下に出してしまう。

「おいちょっと聞いてくれ。
 野球部の練習試合が決まったぞ!」
「あーっ!?」
「試合!?」御子柴、関川も驚く。
「相手は用賀第一高校。
 試合は1ヶ月後だ。」
「すげーー。」とクラスの男子たち。
「出来っかよ。メンバーもいねーのに。」と関川。
「いるじゃないか。このクラスに野球部全員!」
「・・・」
「スポーツの醍醐味はなんといっても試合だからな。
 いいか。これはお前たちの夢への第一歩だ!
 まだ一ヶ月ある。頑張ってやる気出していこう!」
「やろうよ若菜!」と御子柴。
「・・・」
「あれ・・。」と御子柴。
「なあ若葉。」と川藤。
「うるせーっ!ちけーんだ、テメーは。」
「近い?」
若菜たちが教室を出ていく。
「そりゃ必死にもなるわな。
 試合までにメンバーを集められなかったら、」
掛布が言おうとする言葉を大声でかき消す川藤だった。

らせん階段の下
「野球の試合?」と平塚。
「うん。」と今岡。
「何で俺たちに言うんだ?」
「・・・野球部だからじゃね?」
養護の先生が階段を下りてくる。
二人は下から覗き込み・・。

廊下を歩く若菜と桧山。
「何が試合だ!あのバカ!張り切りやがってよ。」と若菜。
「なんか狙ってんじゃねーか?何狙いだ?」
「・・・」
「おいどけっ!」
桧山の一声に、購買部の前に出来た人だかりが道を開ける。
そんな中、パンを買っていた塔子(村川絵梨)が笑顔で二人に言う。
「あ!ねえ!良かったじゃん、試合組んでもらえて!」
「誰もやるなんて言ってねーだろ。」と桧山。
「やらないとも言わなかったじゃん。」
「・・・」
空になったパンのケースを蹴飛ばす若菜。

階段を歩く湯舟と岡田。
「試合なんてやらせてどうするっていうんだよ。」と湯舟。
「基本校長が許さねんじゃね?」と岡田。
そんな二人の耳に、掛布たちの声が聞こえてくる。

「川藤が?」
「えーえーえー。校長と約束したんですよ。
 試合までにメンバーを集められなかったら、
 辞表を書くってね!」と掛布。
「出来もしないことを。あいつ。」タバコを吸いながらもう一人の教師。
「クビですよ、クビ!だから焦ってんですよ!」
二人が楽しそうに話す。

屋上
タバコを吸いながら、湯舟と岡田が若菜と桧山にそのことを話す。
「辞表!?そうか!やっぱ変だと思ったんだよ。 
 あいつ自分のクビ守りてーから俺たち誘ってきたんだよ。
 誠実そうなツラしやがってあのヤロウ。
 結局は自分のことしか考えてねーんだ、あのバカ!」と若菜。
そこへ、川藤がやって来た。
「こら!タバコは吸うなって言っただろ!」
慌てて消す湯舟と桧山。煙をかき消す岡田。
タバコを消そうとしていた若菜は少し考えて、そして何かを思いつき、
川藤の前でわざとタバコを吸う。
「おい。若菜!」
「いいんだぜ、退学でも。」
「何?」
「俺たちが欠けたらメンバー揃わねーけどな。」
「・・・」
川藤は黙って若菜のタバコを奪い、地面に押し付けて火を消し、
その後を消し、タバコをポケットに入れる。
そして一つ咳払いをすると、満面の笑みで言う。
「夢にときめけ!明日にきらめけ!
 BY 川藤幸一。」
「・・・・・アハハハハ!又言った!!」4人は大笑い。
「お前たち!いつまでもツッパってないで、
 ここらで一発、また野球やってみないか?」
「やんねーよ。」と若菜。
「桧山、岡田、湯舟、お前たちも力持て余してるんじゃないのか?」
「・・・」
「・・・」若菜は又何か思いつく。
「なあ先生。
 俺たち別にやりたいことがないわけじゃないんだよ。 
 サッカーがやりてーんだよ、本当は。」
「え・・」
「えーっ!?」三人も驚く。
「実はよ、誘われてついつい野球部に入っちまったんだけど、
 本当はサッカーをやるのが夢だったんだよ。
 な!」と若菜。
「・・・ああ!」口を合わせる三人。
「それでも野球やれって言うのかよ。」と若菜。
「・・・」
「どうなんだよ?」
4人が川藤を見つめる。すると・・
「いいじゃないかサッカー!」笑顔で若菜の手を握り締める川藤。
「え・・」
「何だよ。俺はてっきり野球をやるのが夢だと思ったんだけど、
 そうか!本当はサッカーをやるのが夢だったのか!!
 おーしわかった。俺に任せとけ!
 そっか!サッカーか!よっしゃー!」
川藤はそう言いながら嬉しそうに屋上を後にする。

とある工場
「ニコガク?」と張本琢己(森山未來)。
「おめーなんだろ?川藤に殴られて全治一ヶ月になったってヤロウは。」
安仁屋が聞く。
「・・・オマエは、川藤を信じてるのか?
 それとも疑っているのか?」
スパナでネジを回しながら張本が聞く。
「信じる必要あんのかよ。
 いかにも素直で誠実ですってツラしやがってよ。」
張本の手が止まる。
「で、洗脳してきやがるのが、あいつの手なんだろ?
 おめーも洗脳されてんのかよ。川藤に。」と安仁屋。
張本はスパナを置き・・そして安仁屋に殴りかかる。
「何すんだこらっ!」安仁屋が張本に飛びかかる。

張本登場!
再現シーンで彼はスパナで殴りつけようとしていましたが、
川藤の「物には正しい使い道っていうのがあるだろ!」という言葉を
ちゃんと守っています。

職員室
「サッカー?」と真弓。
「そうなんですよ!若菜たちが初めて夢を打ち明けてくれたんです!」
嬉しそうに答える川藤に、職員たちが驚く。
「でも・・じゃあ野球部はどうするの?」と真弓。
「え・・それはまた、あとで考えます。」
「何言ってんの!?あなたあと一ヶ月でクビなのよ!」
そこへ、辻先生がやって来た。
「辻先生!ちょっといいですか!?」川藤が駆け寄る。
「もう・・。」あきれ返る真弓。

そんな中、職員室に一本の電話が入る。
「ねえ、安仁屋君が!!」真弓の言葉に川藤は・・。

工場
「もうケンカすんなよ。」
上司に言われ、素直に謝る張本。
安仁屋が帰ろうとする。
「おい。川藤の足引っ張ったらお前マジ殺すぞ。」と張本。
「あ?」
「・・・借りがあるんだ、あいつに。 
 何も悪くなかったんだ、川藤は。
 俺の退学を取り消す代わりに、ひとりで全部かぶって辞めていったんだ。」
「・・・」

そこへ川藤が駆けつける。
「安仁屋ーーー!!
 何やってんだ、お前は!え!?」
「先生・・」張本が声をかける。
「・・・張本!」
「お久し振りです。」
「おーーーっ!張本!!
 ・・すまなかったな。」安仁屋が迷惑かけたことを詫びる川藤。
「いえ。」
「お前、ここで働いているのか?」
「・・・親が、病気で、学校どころじゃなくなっちゃって。」
「・・そっか。」
「でもあの・・なんていうかその・・
 夢・・見つけて。」
「夢!?」川藤の顔が輝く。
「俺今、定時制通ってっから。
 ・・・教師に、なりてーんだよ。」照れながら答える張本。
「・・・そっか。そうか!!頑張れよ張本!!な!!」
「不良が教師。 
 ヤクザでも育てる気かよ、バーカ!」と安仁屋。
安仁屋に飛び掛ろうとする張本を、川藤が抑える。
「人の夢をバカにするな!取り消せ!」川藤が安仁屋に言う。
「何だよ・・触るなよ!」
「バカと言ったことを取り消せ!」
「気持ち悪いんだよ触るな!」
川藤の昔と変わらない真っ直ぐな心に、張本は笑みを浮かべて
見つめていた。

張本が夢を見つけたと恥ずかしそうに話す姿に、
そしてそれを本当に嬉しそうに受け止める川藤の姿に、涙が出ました。

夜、河原を歩く川藤と安仁屋。
「どうして張本のところに行ったんだ?うん?」
「・・・」
「安仁屋は親父さんのことは好きか?」
「は?」
「俺は大嫌いだったんだ。」
「お前!何急に語ってんだよ。」
「俺の親父はな、問題児ばかり集めて空手を教えてたんだよ。
 いつも、夢を持てって説教して。」
「・・・」
「けど小さい頃は、それが原因でよくいじめられた。
 なんで不良なんか可愛がるんだろう。苦労するだけなのにって、
 ずっと嫌ってた。
 ・・・けどな、親父が死んだとき、いつも刃向かってたやつらが、
 声を上げて泣いたんだよ。
 親父の為にな。
 なんか無性に嬉しくなってな。
 悲しいはずなのに。
 それからな、みんな親父がずっと言い続けてた、
 夢を持てってことをちゃんと守ってくれたんだよ。
 すごいと思わないか?夢が教え子の数だけあるなんて。」
「・・・」
「だから俺も、夢を応援できる仕事がしたいと思ってな。
 まだまだ未熟だけどな。」
「・・・」
「な。安仁屋の夢ってなんだ?」
「ねーよ!」安仁屋が即答する。
「・・・」
安仁屋は笑みを浮かべて川藤を見つめる。少し寂しげな笑み。
川藤は彼の心の内を察するようににっこりと微笑みむと、
安仁屋は笑みを消し、歩き出す。
「そうだ。今度試合やるぞ!」
「は?」安仁屋が振り返る。
「練習試合だよ。用賀第一高校よ。
 毎年やってるんだろ?」
「・・・」
「いつまでも意地張るなよ。」
川藤はそう言い安仁屋の肩に手を置くと、それを振りほどく安仁屋。
「そんなんじゃねーよ。」
「・・・」
「いくら努力しても・・手の届かないもんがあるんだよ。」
そう言い立ち去る安仁屋の後姿は寂しげで・・。

「いくら努力しても・・手の届かないもんがあるんだよ。」
安仁屋が初めて本音を川藤に打ち明けたように見えました。
彼は遠まわしに自分の夢を語ったんですよね。

男子トイレ
個室に入っていた若菜は、サッカー部員たちの話を聞いてしまう。
「川藤のやつ、辻に頼んだんだって?
 若菜たちをサッカー部に入れてくれって。」
「若菜?なんであいつらが?」
「サッカーやりたいんだって!
 ほんっといい迷惑だよな。あんなクズ!」
個室から出た若菜、
「誰がクズだこらっ!」
そばにあったデッキブラシを振り上げ・・。

職員室の前の廊下
「ありがとうございました!!
 早速伝えてきます!!」
川藤が辻に頭を下げて礼を言う。
渋々職員室に戻る辻。

「川藤!」若菜がやって来た。
「おぉ!ちょうど良かった!」
「テメーどういうつもりだ!!」
「やったぞ!若菜!
 サッカーグラウンドの草むしりを1週間で全部やったら、
 サッカー部に入れてくれるそうだ!!」
「は!?」
「やってやれないことはない!
 俺も手伝うから、な!」
「ちょ!!やるか、草むしりなんか!」
その場を立ち去る若菜。
「小人閑居して不善をなす!」
「??」
「徳の至らない人間は、暇でやることがないとつい悪さをしてしまう。
 言い換えれば、目的を持って頑張ってる人に、悪いことなんかしてる
 暇は無いってことだ。
 だから大切なんだよ、夢っていうのは。」
「お前よ、」
「好きなことを思い切りやれよ。」
「・・・オマエ俺、」
「大丈夫だよ!」
「・・・」
「あっそうだ。桧山たちにも話さないとな!」
「・・やんねーよ!!」その場を走り去る若菜。
「先に行ってるからな!
 待ってるからな!」
「行かねーって言ってんだろ!!」

夕方、野球部部室
「若菜たちが?」と御子柴。
「ああ。それで、俺も手伝うことにしたから、
 悪いけど、野球部の草むしりは、暫くお前たちだけでやってくれ。」
「あいつらの言うことなんか信じない方がいいって。」と関川。
「何言ってんだ。信じるに決まってるだろう!」
「・・・」
「あいつらが始めて夢を教えてくれたんだぞ。」
川藤の真っ直ぐさに微笑む関川と御子柴。

屋上
「お前がサッカーやりてーって言うから!
 どうすんだよ!学校中の笑い者じゃねーかよ。」
桧山、岡田、湯舟が若菜を責める。
「うるせー。俺のせいかよ。」
「当たり前だろ!」
「でもよ・・俺達がサッカー部入ったら、
 あいつ野球部集められなくてクビに鳴るんじゃねーの?」と岡田。
「・・・」
そんな4人は、サッカーグラウンドに川藤の姿を見つける。

誰も来ていないことに戸惑いながらも、一人草むしりを始める川藤。

「喜んでたぞ、川藤。お前らが夢を教えてくれたって。」
関川が4人に言う。
「・・・」
「本当にサッカーやりたいの?」と御子柴。
「・・・うるせーよ。雑草部よりマシだろうが。」と若菜。
「雑草部だ!?こら!」若菜に掴みかかろうとする関川を御子柴が止める。

朝、登校した4人はサッカー部で練習する部員たちの姿を見つける。
「よくやるよな、朝っぱらから。」
「夢に向かってまっしぐらってか。」と岡田。
「うん?なんだあれ。」
グランドには、引っこ抜いた雑草の山が一つ出来ていた。
「まさか・・あれ川藤が一人でやったのか!?」と岡田。
「んなわけねーだろ!」と若菜。
「お前たち!なんで昨日来なかったんだ。」川藤の声。
「ほら、授業始まるまで草むしりやるぞ。」
川藤が軍手を配っていく。
「誰も頼んでねーよ!」
4人は軍手を投げ返し、その場を逃げ去る。
「おい!お前らの夢どうすんだ!!待て!!」

翌日
雑草の山が二つに増えていた。
「若菜君たちの為?」塔子が御子柴に聞く。
「サッカー部に入れてもらう条件なんだって。
 手伝おうかって言ったんだけど、若菜たちとやるって言うから。」

そんな中、川藤の声が聞こえてくる。
逃げる4人を川藤が「サッカー部に入れるチャンスなんだぞ!」と
叫びながら追い回していた。

「本当なの?サッカーやりたいなんて。」塔子が聞く。
「さあ。けど先生は信じるに決まってんだろって。
 嬉しいんだよ、多分。」と御子柴。
「嬉しい?」
「一度何かに躓いた俺達が、何か夢を持つっていうのが、
 嬉しくてしょうがないんだよ。
 そういう人だから、先生は。」
「心配してるんだ、川藤先生のこと。」
「・・・あの人のことを、心自体んだ。
 みんなも強がってるけど、心のどこかでは、
 ああいう人がそばに来て、声をかけてくれるのを、
 ずっと待っていたような気がする。
 どんなことがあっても、俺たちのことを信じて、
 一緒に笑ったり、泣いたりしてくれる、味方っていうか・・。
 あの人が笑ってくれるとさ、出来ないことも、
 もしかしたら出来るんじゃないかって・・
 そう思えるんだよなー。」
御子柴と塔子は笑顔で雑草の山を見つめ・・。

放課後、バケツを手に校門で4人を待ち伏せる川藤。
4人はその姿に慌てて姿を隠す。
そんな様子を見つめて微笑む塔子。


グラウンドには3つの雑草の山。

4つの雑草の山を見つめて微笑む御子柴と関川。

サッカーグラウンドに5つの雑草の山を見つめる安仁屋。

屋上
サッカー部の練習を見つめる4人。
「どうすんだよ・・。」
「・・・」
「若菜。」安仁屋がやって来た。
「あの山ってお前らと川藤と何か関係あんの?」
「関係ねーよ。」苛々した様子で立ち去る若菜。
「どうしたんだよ、あいつ。」安仁屋が聞く。
「若菜が言ったこと信じてんだよ。
 クビだっていうのによ。」と岡田。
「クビ?」と安仁屋。

グラウンドには6つの山。それを屋上から見つめる4人。
「いつやってんだ・・あいつ。」
「もしかして・・夜一人でやってんじゃね?」と岡田。
「・・・」考え込む若菜たち。
そこへ関川がやって来た。
「お前ら手伝わなくていいのかよ。
 草むしりのリミットって明日なんだろ?」
「付き合ってられっかよ、バーカ!」
若菜はそう言うと柵を蹴飛ばし、その場を立ち去る。

雀荘で遊ぶ4人。
若菜は落ち着かない様子で時計を確認。
夜、9時10分。

学校の正門の前
「いるわけねーか。」そう呟き立ち去ろうとする若菜。
だが、川藤の自分たちを信じきった様子を思い出し、
サッカーグラウンドに行ってみる。
すると・・川藤は一人、黙々と雑草を抜いていた。
大あくびをし、寝かけてしまった自分の頬を叩き、
「おーーーし眠くない!
 必殺!川藤スペシャル!!
 川藤草抜き!!」
若菜はその場をそっと立ち去るのだった。

翌朝
7つの雑草の山の前で大の字になって眠る川藤。
「おい若菜。どうすんだよ。
 あのバカ一人でやっちまったぞ。」と桧山。
「・・・」

ボールが頭に当たり、目覚めた川藤。
「しまったーっ!寝てしまった!!」
慌てて校舎の方を見たとき、4人の姿に気づく。
「おーーい!!」満面の笑みを浮かべて両手を大きく振る川藤。
「あのヤロウ・・。」若菜が歩み寄る。
「やっと来たか!あとちょっと何だよ。早くしないと、」
「いい加減にしろよ!!
 テメーがいくらこんなことやったてな、
 こっちは何も感じねーんだよ。
 何だよこんなもの!」
雑草の山を蹴り上げる若菜。
「おい!何すんだ!」
「俺たちが野球やんなきゃ、テメークビなんだろ!?」
「お前!どこでそれ聞いたんだよ。」
「教師のくせに、頭悪いんじゃねーのか!?」
「なんだ。そんなこと心配してくれてたのか。」
「してねーよ!!
 つーかな、テメーがクビになったらな、
 腹抱えて笑ってやるよ!ハッハッハ!」
若菜はそう言うと、その場を走り去る。
そんな様子を安仁屋は見つめ・・。

屋上で一人タバコを吸う若菜。そこへ安仁屋がやって来た。
「懲りねーな、川藤も。」
「あいつワケわかんねーよ。クビだっつーのに。
 何か企んでやがんのかな。」と若菜。
「その方が楽なんだけどな。」
「は?」
「あいつは直球しか投げらんねー。」安仁屋が笑う。

二人が教室に戻ろうと歩いていると、川藤の声が聞こえてくる。
「お願いです!もう少し待って下さい!
 寝てしまったのは私の個人的なミスで、
 若菜たちには何の責任もないんです!」
川藤は必死に辻に頼んでいる。
そこへ陸上部顧問の島野右京(平山広行)がタバコを吸いながら
やって来た。
「辻先生、はっきり言ってやったらどうですか。
 最初からあいつらを受け入れるつもりなどないって。」
「・・・先生!」
「部員たちからも・・ちょっとね。」と辻。
「そんな・・」
「一人で熱血漢ぶるのは勝手だが、
 こっちにクズどもを押し付けんなよ。」

「クズ・・・」若菜が呟く。

川藤は島野からタバコを奪う。
「生徒たちが歩く廊下でタバコを吸うのは、
 いくら何でもマナーが悪すぎます!
 そんなことをしながら、よくあいつらのことをクズなんて呼べますね!」
「何!?」
「あいつらは一度道を外れたかもしれません。
 だけどクズなんかじゃありませんよ!」
川藤はそう言うと火のついたタバコを握りつぶす。
「あいつら本当は、情熱を持って突っ走れるやつらなんです!
 俺はそう信じてます!」

川藤を見つめる若菜、安仁屋。

突然土下座する川藤。
「先生!もう1度チャンスを下さい!」
「川藤先生、やめて下さい。」と辻。
「若菜たちが初めて夢を打ち明けてくれたんです!
 それってすごい進歩じゃないですか!
 あいつらの夢を摘み取ってしまわないで下さい!」

「くっそ・・。」若菜が呟き、三人に歩み寄る。
「やめろよ!
 サッカーがやりてーなんて嘘だよ!」
「嘘?」と川藤。
「おめーがクビだって言うから、わざと言ったんだよ!
 からかったんだよ!
 なのに、俺の言うことなんか間に受けやがってよ。
 嫌味を言われてんのに土下座なんかしやがってよ!
 なんだよ!何で俺たちの為にそこまですんだよ!!」
「・・・俺の教え子だからだよ。」
「・・・」
「お前が夢を掴むところを見たいんだよ。」
「・・・」
「若菜。」
「うぜーんだよテメーは!」
その場を逃げ出す若菜。
「おい!ちょっと待て!!若菜!!」
川藤が追いかける。

校舎を全力疾走する若菜。
その跡を追う川藤。

二階の渡り廊下で話す桧山、岡田、湯舟。
「川藤まだ続ける気かよ・・。」
「嘘だってバレたらさすがにキレるだろうな。」
その時、三人は川藤に追いかけられる若菜が、
自分たちの方に逃げてきたことに気づく。
「うそ!バレたの!?」
「にゃーっ!」湯舟は叫びながら下に飛び下りる。
「若菜!にゃーって言えば大丈夫だ!にゃーって!」と湯舟。
「飛べるかバカ!」と若菜。
「若菜ーっ!!」川藤が迫ってくる。
「くそっ!・・にゃーーっ!!」若菜が飛び下りる。
「若菜!」川藤は柵を飛び越え、着地。
「若菜ー!」

グラウンドを必死に走る若菜。
走りながら、若菜は川藤が掛けてくれた言葉を思い起こしていた。
"好きなことは思いっきりやれよ"
"大丈夫だよ!"と言ってくれた川藤の笑顔。
"お前が夢を掴むところを見たいんだよ。"と言ってくれたこと。

グラウンドに倒れこむ若菜。
「若菜!」
若菜に追いつくと、スーツ姿の川藤はグランドに大の字に横になる。
「夢なんか見たってしょうがねーだろ、今更。
 いくらお前が信じたって・・俺は信じねーよ!」と若菜。
「お前は自分を信じればいいんだよ。」
「・・・」
「もっと自信持てよ、若菜!
 何でもいい。見つけてみろ。
 本気で熱くなれること。
 それがどんなことでも応援してやるから!」
「・・・」
「なあ若菜。お前がやりたいことって何なんだ。」
「お前をぶっ殺してー!」
「よーーし、殺せー!
 さあ殺せ!」嬉しそうにそう言う川藤。
「・・・」
「どうした?さ、かかって来い!若菜!」
「・・・」
若菜を暫く見つめたあと、川藤は立ち上がり、校舎へと歩き出す。
「雑草だよ。俺なんか。」
そう呟き雑草を引き抜く若菜。
「どうしようもねーんだよ・・。」
「若菜!」
「けどクズじゃねー!
 クズにだけはなりたくねー。」
若菜の言葉に微笑む川藤。
「・・・久し振りだよ。グラウンドこんだけマジで走ったの。
 ・・・やっぱ気持ちいな。」
「・・・野球部として走ったら、もっと気持ちいんじゃないのか?」
「・・・」
「お前はクズなんかじゃない。
 もともと立派な野球部員だろ?」
「・・・・・
 やらせろよ。
 野球!やらせろって言ってんだよ!」
「ああ!大歓迎だ!」
川藤は若菜を見つめて微笑み・・・。

グランドの隅に咲くタンポポ。

教室
「はぁ!?お前今なんて言った!?」と桧山。
「野球やるって言ったんだよ。」
若菜はそう言いながらジャージに着替える。
雑誌を読んでいた安仁屋もその言葉に少し反応を見せる。
「けどお前、川藤のこと疑ってたじゃねーかよ。」と桧山。
「俺がもしアメリカの大統領になりてーって言っても、
 あいつだけは真剣に聞いてくれる。
 そいういうヤツだよ。」
若菜の言葉に嬉しそうに微笑む関川と御子柴。
「あいつの直球、ハンパねーよ。」
若菜は安仁屋にそう言い・・・。
その言葉に桧山、岡野、湯舟らは・・。

校長室
「メンバー、集まるかもしれませんね。」と教頭。
「私はあいつらを許すつもりなどない。」
校長はそう言うと、本棚の向こう側の写真を見つめ・・。

光を反射させて見えなくしていますが、
何かの集合写真のようです。

屋上
校庭を見つめる桧山、岡野、湯舟。

校庭では体育の授業でソフトボールをやっていた。
「来い!ションベンボール!」と若菜。
「打ってから言ってみろ!」と関川。
若菜が打ったボールを御子柴が拾い・・。

「なーんだよ、あいつら。バカみたいにはしゃぎやがって。」と桧山。
「たかが体育の授業なのにな。」と岡野。
「俺たちゃ忙しいんだよ!毎日毎日・・」と桧山。
「ああ・・部活なんかやってる暇ねーよ。」と岡野。
「あとは・・女がいればパーフェクトだにゃ!」と湯舟。
「ああ・・パーフェクトだ。楽しくってしょーがねー・・」
桧山が寂しそうに呟く。
「楽しくって・・か。」と岡野。

野球部の部室前に立つ安仁屋。
悲しそうに部室を見つめ・・

屋上
校庭ではしゃぐ若菜たちを寂しそうに見つめる三人。
桧山が岡野を、そして岡野が湯舟を、
三人は見つめあい・・そして・・・ふっと微笑みを漏らす。

野球部部室
「やんのかよ!!」若菜が驚く。
「どうせ誘ってくるつもりだったんだろ?」と桧山。
「ボランティアだよ、ボランティア!」と岡野。
「暇じゃねーんだけど・・にゃー。しょうがねーし。」と湯舟。
「素直じゃねーな。」若菜が笑う。
「お前が言うな!!」みんなが突っ込む。
そこへ御子柴が戻ってきた。
「なーなーなー!これ着てみない?
 じゃーん!」
御子柴クリーニングの袋がかかったユニフォーム。
「おぉ!どうしたんだよそれ!」と関川。
「うちの店で預かってたんだよ。」御子柴がみんなに配る。
「バーカ。張り切りすぎなんだよ。
 いきなりこんなもん着たら笑われんだろ!
 ぜってー着ねーかんな!」と若菜。

グラウンドにユニフォーム姿の6人が姿を現す。
他の部の生徒たちが驚き、そして笑っている。
メンチきりながらグラウンドを行く5人。
御子柴だけはニコニコ顔。
「見てんじゃねーよ!ぶっ殺すぞ!」と若菜。
「・・俺帰る。」
引き返そうとする若菜を止める5人。
「おーッ!似合ってるな!」川藤の声。
振り向くと、川藤もユニフォームを着ている。
「あ!先生!何で試合用のユニフォーム?」と御子柴。
「いいだろ、これ。
 お!!岡田!湯舟!桧山!
 お前たちもやる気になったか!」
「しょうがねーからやってやらぁ。」と岡田。
照れくさそうに笑みをうかえる湯舟、桧山。
「よーし!みんな集合だ!」と川藤。

じゃれあう野球部を、安仁屋がじっと見つめていた。

職員室の窓から見ていた真弓が微笑む。

6人が嬉しそうに、楽しそうにキャッチボールする様子を、
川藤は笑顔を浮かべて見守り・・・。

校庭に背を向けた安仁屋は、一人の女子学生が走り去る姿に気づき・・。

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