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여록(2026.06.05, 금)

작성자청소부|작성시간26.06.05|조회수1 목록 댓글 0

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「三子の権利」は…

毎日新聞2026/6/5 東京朝刊有料記事612文字

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丙午(ひのえうま)の翌1967年に生まれた赤ちゃんたち。この年の出生数は前年より大幅に増え、193万人だった=大阪市天王寺区の聖バルナバ病院で1967年3月13日、小野克巳撮影

 

高市早苗首相は第1次安倍晋三政権で少子化担当相を務めた。衆院本会議場で当時の安倍首相(左)と話す高市氏=国会内で2007年1月25日午後0時59分、藤井太郎写す

 「三子の権利」は古代ローマ帝国時代の出産奨励策である。初代皇帝アウグストゥスが3人以上の子を持つ親にさまざまな特権を与えた。元老院議員ら指導層で進んだ少子化に危機感を抱いたとされる▲アメの一方で結婚を義務づけ、子のない親や独身者に罰則を科すムチもふるった。もっともローマ社会の評判は非常に悪く、市民の抵抗で譲歩を迫られ、思ったような効果を得られなかったという▲2000年も前の話だが、豊かさを享受していた上流の女性には出産や子育てを敬遠する傾向があったという。皇帝権力をもってしても社会に根付いたライフスタイルを変えるのは容易ではなかったらしい▲昨年の出生数は67万人余り。10年連続で「過去最少」を更新した。3年前の推計より15年も早いペースという。迷信の影響で出産数が激減した60年前の「ひのえうまショック」からも半減した▲いくら対策が叫ばれても、少子化につながるライフスタイルに大きな変化が見られない。結婚に子育て、仕事との両立、教育、住宅。さまざまな障壁があり、コストもかかる。「2人目は『夢のまた夢』」という見出しにうなずく▲少子化や人口減少は「静かな有事」。高市早苗首相の言葉だが、その割には安全保障政策に対するような熱意が感じられない。ローマ帝国衰退の原因を人口減少に求める説もある。少子化対策を二の次にしていては高市政権が掲げる「人口減少社会の中での総合的な国力の強化」も「夢のまた夢」に終わりはしないか。

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