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餘錄

누구의 열화(劣化)?

작성자청소부|작성시간26.06.11|조회수4 목록 댓글 0

今日も惑いて日が暮れる

 

誰の劣化?=吉井理記

吉井理記

毎日新聞2026/6/10 東京夕刊有料記事874文字

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 世の中、劣化だらけである。

 政治が劣化した、メディアが劣化した、社会が劣化した、はたまた日本人が劣化した、とか。

 人間は過去を美化したがる。僕もそうだ。

 5歳になる下の娘が、時々夜中にトイレに起き出す姿に「娘よ、お父さんの子どものころは、キチンと寝る前にオシッコを済ませ、朝までぐっすり寝ていたぞよ」と諭すのだが、よく考えれば僕は小学4年まで寝小便をしていた。

 ……と、かように「昔」を美化して「今」をしかる、という手法は根拠が怪しく、僕も「~が劣化した」という言い回しは避けるようにしてきたのだが――。

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 4日の衆院予算委員会。我らが高市早苗首相の答弁にしばし考え込んだ。

 前段がある。週刊文春が4月から、高市氏の公設秘書が前回衆院選などで、他候補らを中傷する動画の作成・拡散に関与していた、と報道。今月3日にはネット上の有料会員向けに、この公設秘書と動画作成に関わった男性とのやりとりだという音声も公開した。

 ウソや事実をゆがめた情報の流布を禁じた公職選挙法違反に問われかねない大問題だ。首相なら、というか、政治家なら、うやむやにできるはずもない。自陣営の疑惑ならなおさらだ。だが事実確認を問われた高市氏は――。

 

 

 

 「(週刊文春は)非常にイメージ操作をして報道してこられた。そこの有料オンライン会員になろうとは思いませんでした。その方法もありませんでしたので、確認できませんでした」

 僕が何かモンダイを起こした、とライバル紙が報じれば、毎日新聞は即時、事実確認をする。記者会見などで、社長が「有料会員になりたくなかった」「方法もなかった」とか答えれば、それこそ歴史的記者会見だろう。

 

 そんな歴史的答弁が国会議事録に刻まれそうだ。未来の日本人はそれを読んで、令和の日本政治をどう評するのだろう。

 いや、それも気になるのだけれど、高市氏の周囲には秘書官やら補佐官、官邸職員やらがぞろぞろいる。多忙を極めるあるじのサポートも彼らの仕事のはずだが、メディアの有料記事が読めない彼女をなぜ誰も助けないのか。

 やはり劣化なのかもしれない。(オピニオン編集部)

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