そのエアコン、いきなり運転しないで。「5年で7人死亡」エアコン火災の原因と、すぐできる予防策
気温の上昇とともに、毎年エアコンが出火原因とみられる火災が発生しています。注意点についてまとめます。
ハフポスト日本版編集部
2026年06月20日 12時56分 JST
|更新 21時間前
梅雨入りに伴う湿度の高まりや、気温の上昇により、「久々にエアコンをつけた」「エアコンをつけようか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。
【画像】炎が上がるエアコン
しかし、エアコンから出火する火災には、注意が必要です。
NITE(製品評価技術基盤機構)によると、エアコンによる事故は2021年度から2025年度までの5年間で345件発生。このうち9割を超える322件が火災で、7人が死亡しているといいます。
また6月17日にも、北海道北広島市内の住宅で、エアコン付近が激しく燃える火災が発生したばかり。こうしたエアコンが原因とみられる火災の中には、使用者が注意していれば防げたケースもあるといいます。
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本格的な暑さを迎える前に終わらせておきたい、「エアコンの支度」について紹介します。
今すぐできる3つの確認と、正しい試運転の方法
エアコンを本格的に使用する前に、試運転をすることが大切です。NITEの資料によると、試運転前に以下の3点を確認することが重要だといいます。
①エアコンの電源プラグは専用コンセントに差す(延長コードは使用しない)
②電源プラグやフィルターにほこりを溜めない
③室外機の周りに物を置かない
次に、試運転を以下の流れで行います。
①最低温度で10分間の冷房運転
②さらに30分間試運転し、水漏れ・異音・異臭がないかチェック
この試運転で「冷風が出ない」「水が漏れる」などの異常が見られた場合は、修理や買い替えを検討しましょう。
エアコン洗浄液による火災にも注意
経済産業省・製品事故対策室は6月、公式SNSで、市販の“エアコン洗浄液”も火災の原因になり得ることをアナウンスしました。
実際、過去に神奈川県で、エアコン洗浄液がファンモーターに付着したまま運転を開始し、“トラッキング現象”が発生して発火した事故も起きています。
なお、トラッキング現象とは、付着したほこりや水分により、本来電気が流れない部分に電流の通り道ができ、ショートして異常発熱する現象のこと。
エアコン洗浄は、専門知識を持つ事業者へ依頼することが推奨されており、もし自分で洗浄する際には、内部が発火する可能性があることを頭に入れておく必要があります。
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本格的にエアコンを使う頃には、専門業者への点検・修理依頼が集中し、不具合が見つかってもすぐに対応してもらえないこともあります。酷暑が到来する前に、使用環境の確認と試運転を行いましょう。